2021/8/15
パルメニデス「ある」の衝撃
納富信留「ギリシア哲学史」亀スピードで読書中。600ページのうち200ページのところで、パルメニデスに到達しました。紀元前5世紀ごろ、「ある」を発見したギリシア哲学者として歴史に名を刻まれている人物です。
この本は、膨大な資料を元にしていながら整理されていて、ここまでつまづくこともあまりなく、読み進んできました。しかし、パルメニデスにいたって立ち止まってしまいました。ひとつには、パルメニデス自身の記述自体が難解なこともあります。ただ、もっともひっかかったのが、「あるは、ある」という記述があったことです。
この点、ギリシア哲学者・日下部吉信は、哲学系YouTuber ネオ高等遊民 との対談動画で、「パルメニデスは「ただ、ある」と言ったのであって、「あるは、ある」とは言っていない」と明言していました。
元々、本書を読み始めたのは、日下部吉信「ギリシア哲学30講」 が私には難しすぎたからです。しょっぱなから、古代から現代まで様々な哲学者について触れながら持論を展開されていました。そのため、まずは概説的に哲学史を書いていると思われる本書を読んだうえで日下部吉信に挑戦しようと考えたのです。
しかし、本書で全体のまだ三分の一のところにいるパルメニデスで引っかかってしまった以上、先に進んでも、違和感がさらに広がるだけです。そこで、日下部吉信に再チャレンジしてみることにしました。それで改めて読んでみると、本書を読んだこともあってか、以前よりもスーッと頭に入ってきました。
これから、両書を並行して読んで、ギリシア哲学を学んでいこうと思います。