2021/8/14

ギリシア哲学って、なにが正しいの?

ギリシア哲学を教科書的に学ぶと、

・タレスは世界の根源を「水」とした

・アナクシメネスは世界の根源を「空気」とした

・デモクリトスは世界の根源を「原子」とした

といった解説が並びます。

これを聞くと、じゃあ現代の科学に照らして正しいのはどれなの?どれを信じてばよいの?と思ってしまいます。

この「思い」にはいくつかの問題が含まれますが、そのひとつに、そもそも「現代の科学」も絶対ではないということがあります。なぜなら、科学は、後に検証可能な方法で提示された仮説を正しいとする学問体系だからです。したがって、後の検証で誤りが示されれば、その仮説は否定されます。現に17~18世紀のニュートン力学は、20世紀になって素粒子の世界では量子力学によってその誤りが明らかになっています。

とすると、「現代の科学」だって、古代ギリシア哲学者によって否定されるかもしれません。いや、すべての根源が「水だ」とすることに抵抗があるとしても、その結論にいたった考え方の道筋は、「現代の哲学」を批判的に検討する材料になるかもしれない。

そう考えて学んでみると、ギリシア哲学、興味深いです。