2016/1/15
ケアンズでの気付き その27:オージーは2重に豊か
オーストラリア人は日本人に比べて、経済的な面とシェアの徹底という面で、2重に豊かです。
まず、経済的な面から言うと、2014年の1人当たりGDPは、オーストラリアが61,000USD(世界5位)に対して、日本は36,000USD(世界27位)です。 http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html
この数値を見ると、一般の日本人がオーストラリアに来て物価が高いと思うのは極めて自然です。もちろん、GDPはフローの数値なので、日本人が保有する1,400兆円の金融資産をフローに回せばGDPは上がります。GDPに焦点を絞れば、そのようにお金を安心して使える社会になっていないのが日本の難点です。
もっとも、GDPだけが幸福の指標ではありません。GDPでは測れない経済的な幸福の尺度もあります。その1つの側面がシェア・エコノミーです。所有を共有に変えたり、もっと広くはセカンドハンド品や不用品を使うようにすれば、GDPでは測れない所で国民は豊かになります。
この面で私がオージーの豊かさを実感したのが、引越しの手伝いのバイトに行った時でした。不用品を家の前に置いた巨大なコンテナの中に放り込んでいくのですが、そのコンテナに道行く人や近所の人たちが普通に集まってきます。そして、欲しい物があれば貰っていきます。日本だと、一般の人がゴミ箱を漁るのは卑しい感じがしますが、オージーには、資源の有効活用を恥ずかしいこととは思っていないように見えました。
もちろん日本でもヤフオク等盛んなわけですが、オージーの感覚に比べれば、まだまだ「ちゃんとしたものでなくてはいけない」という見栄があり、結果として、生活を苦しくしているように思います。