2012/1/19

ジェントルマンになれた日^^

超、久々の投稿です!読んでくださっている方、申し訳ありません・・・最近、TwitterとFacebookフリークになってしまっていて、なかなか長文のブログに挑戦出来なかったのです。そして、今回のネタも、すでにさわりはFacebookに投稿済みなのですが、もう少し、内容を詳しく綴ってみます。

私の勤務先は銀行なので、セキュリティが厳しく、トイレに行くにも、いくつもの扉があり、ドアを通る都度、セキュリティ・カードをかざさなくてはなりません。そのため、私は、ドアから少し離れた場所に人がいる場合、なるべくドアを支えたまま、その人が通るのを待ってあげるようにしています。

その日も、少し向こうから歩いてくる女性を目にしたため、いつもの習慣通り、ドアを支えて待っていたのでした。その女性は、いつもの通り、私がドアを支えているのを目に留め、少し小走りにこちらに向かって来ました。そして、私の脇を通り過ぎる刹那、「いつも、ありがとうございます」と声を発しました。

一瞬、「えっ?」と思ったのですが、そう思った直後には、もうバネ仕掛けのドアは閉まっていました。返事を返す間もなく、閉まったドアから数歩進むうちに、心の中に、嬉しい感情が沸々と湧いてきました。

やったー!

それは、ここ1カ月の喜びを一瞬に凝縮したような、そんな風に嬉しい「ありがとう」の一言でした。「ありがとう」そうだよ、「すみません」という銀行的な慇懃でいて感情ない言葉ではなく、「ありがとう」です。そんな事を頭の中で反芻しながらトイレに向かいました。席に戻れば、周囲の同僚は、皆、難しい顔をしながらPCと睨めっこです。1人にやけている訳にもいかず、私も、真面目軍団の島の中に溶け込んで行くのでした。

そうこうしているうちに、退社の時間が近づいてきました。うーん・・・「ありがとう」と言ってくださった彼女、彼女の名前も知らないのですが、次に顔を合わせたとき、「ありがとう と言ってくださって、ありがとう」と言っても、「へ?」という感じだしな・・・う~ん。。。どうしたものかと1人考えていました。

そうしたら、ふらっと帰宅しようとする彼女と行き会いました。私は、名前を知らない人でも、なるべく退社時には声をかけるようにしています。そして、いつものように、お互いに「あ、お疲れ様です」「お疲れ様です」と挨拶を交わしました^^ 彼女は、自分自身が私に対して「ありがとう」と言ったことが私をどれだけ喜ばせているか等、露ほども感じていないのでした。

自分が人に幸せを与えているのだけれども、余りにもそれを当たり前と思っていて、その事を意識もしていない。それを考えると、また、胸の真ん中あたりに温かいものがあふれ出て来るような気持ちになりました。ほんと、その日はラッキーな日でした^^

帰宅して、この出来事をFacebookにアップすると、友人が、Mr. Childrenの「彩り」という曲を教えてくれました。Mr.Children 彩り 自分の小さな行動が、世界に彩りを与えていく、という歌です。泣きました。涙が止まりませんでした。

この曲を聴いて、私は、映画、ペイ・フォワードを思い出しました。Pay It Forward1人1人の小さな善意の積み重ねが、世界を良くしていくという物語です。

私も不惑を超え、世の中、綺麗事ばかりでは成り立たない事は重々承知しています。しかし、半面、善意を信じることができるのも、また、人間です。ほんの少しの事でも良いので、気持ち良い笑顔・態度・挨拶が、人に幸せを与え、それが、また、他の人にも広がっていく。そんな人間の素晴らしさを信じたい。