2008/12/9

娘に売春しないよう説得するには?

近代の自由主義では、人に危害を加えない限りは何でも自由にして良い、というのが基本的な考え方になっています。そうすると、売春というのは、他人を傷付けるものではないので、自由に行っていいというのが論理的帰結です。

法的には、個人を傷付けるものではないが、性的風俗を害するものとして売春をさせる行為等は処罰の対象になっています(売春防止法)。しかし、売春そのものは補導処分の対象ではありますが、処罰対象ではありません。現に、1956年に売春防止法が制定されない前は、公娼制度があり違法とはされていませんでした。このように、そもそもの近代自由主義の原則的な立場から、法も売春の是非については曖昧な態度を取っています。

ではありますが、「わが娘」を考えた場合、売春行為に及ぶのは感情的に忍びないのです。どうしたら売春しないように説得できるのか?それは、娘が産まれてからの私のテーマでした。

今のところ、2段階で説得するのかな?と考えています。。。まだ娘は2歳なので、説得はまだまだ先のことですが(笑)

■第1段階:本人の自尊心に訴える

そもそも、「自分は売春してます!」と皆に胸を張って言えるかな?お父さんやお母さんには?自分の息子や娘ができたときは、どうだろう?それが「言えない」ということであれば、どこか売春に後ろめたいものを感じているんでしょう?後ろめたさを感じながら生きていくって、幸せな生き方ではないんじゃないかな?

・・・と、まずは、本人の自尊心に訴えます。

併せて、本人を売春に追い込んでしまうような心理的プレッシャーをかける要因はないのか探ります。そして、その要因をツブシにかかります。周囲の環境が原因であれば、引越し等も選択肢に入れていきます。

しかし、近代自由主義は基本的に自らの身体は自ら処分できる前提に立っています。ですから、この近代自由主義を頑として曲げないということも考えられます。そうすると、この論拠は弱くなります。

■第2段階:私自身の気持ちを考えてもらう

お父さんは男だけど、お父さん自身は、体をお金で売りたくはないな。それは、さっきお前に言ったとおり、自分の自尊心が許さないからだよ。だって、お前に、胸を張って「売春してる!」なんて言えないよ。

そこで、考えて欲しいんだ。人は1人で生きている訳ではないよね。そして、自分にとって本当に大切な人はまるで自分自身であるかのようにつながって感じるんだよ。お前が売春する・・・それは、お父さん自身が売春して傷付いているような、そんな感覚になるんだよ。これは、世間体のことではないよ。そんなことではないんだ。ただ、お前の自尊心の痛みはお父さんの自尊心の痛みになってしまうんだ。

だから、「お父さんのため」と思って売春はして欲しくないんだ。

・・・今の所、売春を辞めされるための説得として思いつくのは、上記のとおりです。

私自身の気持ちを考えてもらう、という所に差しかかってしまったら、モノを言ってくるのは、それまで娘に対してどれだけ娘を自分のことのように接したか、ということだと思います。ですから、娘との時間は大切に過ごさなければなりません。

もし、上記のような会話のできる年に娘がなる前に私に万が一のことがあっても(もちろん無いことを願いますが!)、このブログの文章が残っていれば、娘にこれを読んでもらえれば、と思います。

また、皆さんにも、この文章がご参考になれば幸いです。