2008/12/8

書評:小宮一慶「実践!ビジネス思考力」

経営コンサルタント小宮さんの近著です。小宮さんの著作は、5~6冊読んで来ましたが、この本での新たな発見は次の2つです。 ①「ひらめき」を生み出すにはどうしたらよいか? ②この本を明日から具体的にどう役立てるか?

■「ひらめき」を生み出すにはどうしたらよいか?

これまで、「ビジネス思考力」と言えば、ロジカルシンキングを中心に多く語られてきました。そこでは、基本的に、論理のピラミッドを構築して、説得力ある論理展開を行うことが語られています。しかし、実際のビジネスの現場では、そうしたオーソドックスな論理展開を超えた「ひらめき」が求められます。

この本では、その「ひらめき」のヒントが語られています。それは、ビジネス関連事項について関心を持ち、具体的な事実や数字のレベルにまで落としこんだ実用的な知識を普段から蓄えておく、ということです。そうすれば、蓄えた知識同士が関連し合って、それが「ひらめき」につながる、ということです。

この本は、そうした「ひらめき」の具体例が、ビジネス事例や数字で語られていて、勉強になります。

■この本を明日から具体的にどう役立てるか?

小宮さんは、「ビジネスマンのための「数字力」養成講座」(2008年2月)で、日経新聞月曜版の景気指標の見方について披露されています。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4887596219/ 私も、それ以降、月曜版の同欄は注意して見ていました。

今回の「実践!ビジネス思考力」では、更に、「景気指標」の見方を補足しておられます。この本を読んでの具体的実践として、月曜版景気指標は、新たな補足事項も含めて注目しようと考えています。

この本では、他にも明日から具体的に役立てることができるノウハウが掲載されており、その点でも一読の価値があります。