2008/3/19

東京駅の一風景

東京駅の丸の内北口方面地下1階に、蒸気機関車C62の車輪が展示されています。車輪は高さが1.7メートルあり、3つ並んでいます。左右3つ、両側6つで、大きな客車を引っ張っていたんですね。東海道線や山陽本線など、日本の大動脈を支える大活躍をした機関車です。その活躍にちなんで、東京駅に車輪が展示されているのです。

ところで、皆さん、このC62の車輪が東京駅に展示されているって、ご存知でしたか?

・・・私は、つい最近まで知りませんでした。

のみならず、初めて知ったとき、東京駅にそのようなものが展示されていることに、何だか違和感を感じたのです。よくよく考えてみれば、「東京駅」は鉄道の駅だから、そういう展示がされていても不自然ではないはずなのに、なぜだろう?

・・・ふと、疑問に思いました。

思い至ったのは、「東京駅」は、私にとって「鉄道の駅」以外の意味の方が大きい、ということです。

まず、「鉄道の駅」という以上に、空の便(羽田・成田)とも直結している日本の玄関です。日本の交通のハブとしての位置付けを持っています。

さらには、ハブを中心にしたコミュニティが形成されています。周辺のレストランは数知れず、大きなデパートがあり、また、金融機関の本店等、企業の中枢が集中しています。

そのほか、丸の内口から西に一直線に進めば、そこは、日本の象徴たる天皇の住まう皇居です。日本の象徴を隣にいただく位置にもあるわけです。

「東京駅」の意味合いを1つの「鉄道駅」という概念から、ここまで膨らませてイメージすると、東京駅にちなんで何かを企画する場合など、全く違ったアイディアが出て来ます。・・・必ずしも、鉄道の昔懐かしき車輪だけではなく。。。C62の車輪から、物の見方の柔軟性の大切さを学びました。