2008/2/14
餃子事件解決に本気の中国
今回の餃子事件では、中国がかなり本腰を入れて問題解決にあたるポーズを見せているように思います。
米国ではペットフードが問題にされたり、北京オリンピックでは選手の食べ物に不安が走るなど、中国の食品に対して不信感が募る中で、中国政府も危機感を抱き始めたのではないかと感じます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ギョーザ事件 中国、内部犯行で捜査 「胡主席訪日前に解決」
【産経新聞 2008/02/13 東京朝刊 総合1面 1頁 860字】
【石家荘(中国河北省)=共同】中国製ギョーザ中毒事件で、河北省石家荘市当局者は12日、同市公安局に設置した特別捜査チームが「職場の待遇などに不満を持つ人間の犯行」との見方を強め、ギョーザを製造した「天洋食品」の工場関係者らによる内部犯行の線で捜査を進めていることを明らかにした。同事件で、当局者が容疑者像を明らかにしたのは初めて。
この当局者は、今春に予定されている胡錦濤国家主席の訪日を念頭に「それ以前に解決されるのは間違いない。それだけの態勢を組んでいる」と述べ、事件の早期解決を目指していることを強調した。
捜査には石家荘市の公安局だけでなく北京から公安省関係者も加わっており、中央政府が事件解明を重視していることを示している。当局者によると、同市公安局に設置された特別捜査チームはこれまでに複数の従業員から任意で事情聴取。犯行動機は「反日」とは関係なく、「労働条件や工場幹部に対する不満」の可能性が強いとの見方を示した。
天洋食品の女性元従業員(40)は12日までの共同通信の取材に対し、勤務時間が早朝7時から夜7~8時まで、遅い時は夜10時の場合もあったと証言。休日も不定期で、月給は700~900元(約1万~1万3000円)と長時間勤務の割に低水準という。北京市の1人当たり平均収入の半分にも満たない。
今年1月には40代半ば以上の従業員がみな辞めさせられたという家族の話もある。 ほとんどが地方からの出稼ぎで、政治的背景は考えにくいことも当局者の見方の一因とみられる。
当局者は事件が「中日の外交問題に発展しかねない」との恐れを指摘。地元当局幹部らが中央政府などから「大きな圧力」を受けており、特別捜査チームが春節(旧正月)休み返上で捜査に全力を挙げているとした。
一方、中国政府内で原因調査を担当してきた国家品質監督検査検疫総局の幹部は「生産過程で混入する可能性は極めて低い」と繰り返し表明。捜査の状況次第では生産過程での故意の犯行との結論が出ることも予想され、そうなれば政治的な判断に委ねられる可能性も否定できない。