2004/7/5

マーロン=ブランドーの訃報に接して

「そこにいるだけで」存在感があり、絵になる人を失った思いです。 ゴッド=ファーザーのドン・コルリオーネは、いつもうつむき加減な所に独特の風格がありましたが、実は、セリフを覚えておらず、読んでいたためにうつむいていた、というエピソードを聞いたことがあります。 また、「地獄の黙示録」の「メイキング」のビデオでは、ギャラが安いことに不満で中々撮影現場(フィリピン)に姿を現さず、なだめすかして漸く現場に到着したら、やはりセリフを全く覚えていない。仕方ないので、すべてアドリブでアクションしていたフィルムをつなぎ合わせて作品をつくった、とされています。それでも、独特な「狂気の大佐」を見事に演じているように、観る側からは感じました。

「真面目にセリフを頑張って覚える!」優等生俳優だけでなく、アウトローで突っ走っていながら大スターという人・・・そんな俳優を私は、他に知りません。スクリーン上に新たな彼の姿が観られないのは残念です。